Global Architects Team GAT

2025年6月3日 大阪研修① Blog

荻原です。
先日、安藤忠雄展を観に大阪へ行ってきました(安藤忠雄展の様子はこちら)。

10年以上前、安藤建築を見るために貧乏旅行をしたのを懐かしく思いながら、大阪の街を練り歩きました。
ちなみに夢洲では万博真っ最中ですが、そちらには全く近寄らず・・・。
多数の外国人観光客に混じって街中で写真を撮りまくりましたので、安藤建築を中心に紹介します。

旧サントリーミュージアム
90年代初頭に建てられた安藤忠雄の大型建築の中では比較的初期のものです。
その後の海外の仕事や最近の作品の形態に繋がるものが見受けられます。※現在休館中



ガレリア・アッカ
ちょうど京都のTIME‘S Ⅰ、Ⅱの間に造られた商業ビルです。規模は小さいながらも安藤忠雄の建築言語が満載で、見ごたえがあります。

こども本の森 中之島図書館
安藤忠雄より大阪市に寄付(!!)という形で、中之島の堂島川添いに建てられた絵本の図書館です。
壁一面を覆う本棚が緩やかなカーブを描く形態は、同じく東大阪市にある司馬遼太郎記念館と同じ手法ですが、
中央の大階段で繋がるスキップフロアとカラフルな絵本が組み合わさり、子どもたちが駆けまわりたくなる楽しげな空間となっていました。
コスト的に苦慮したであろう部分も見受けられましたが、3~4層分の高さがあるコンクリートの円筒で出来た読み聞かせスペースなど、子どもも大人も感性を刺激される良い建物でした。

京阪線中之島線 なにわ橋駅
こども本の森すぐ横の、なにわ橋駅入口です。シンプルですが切り詰められた形状。

万博記念公園 太陽の塔
言わずとしれた岡本太郎の太陽の塔です。公園の中央にそびえる姿は、彫刻とも建築物とも言い難く、半世紀以上を経てもなおエネルギーに満ち溢れていました。
閉館間際に滑りこみ、初めて中に入ることもでき感動です。