はい。私が3歳から高校までお世話になった、前衛抽象画家の谷口黄太郎先生のデッサンです。
当時の先生の説明は、モデルはミス岩田屋で美しくて思わず抱きしめたくなった、と言っていました。
私の記憶では、先生はサロンパスの久光製薬の息子で、画家になると言ったら親から勘当されたらしいです。
昔は、画家はホームレス扱いだったので、朝からホーローカップでウイスキーを飲んで、酒臭い口で熱く芸術を語っていました。
惜しくも50代で他界して、奥様から形見にデッサンをいただきました。
私にとっては、今の仕事の原点のような気がしています。